a thumbs up (592)

イディオムのイメージ・82

Dick Francis, 10lb Penalty より。「私」はまだ若い青年。英米では、就職の応募に際して、照会先(references)を求められる。これは、応募を受けた会社が、その人の能力や性格について問い合わせる先(元の会社の上司や大学の指導教授など)である。以前の上司が、そのような照会の手紙に、「信用できる人間だ。保証する」という旨の返事を出していた。それを読んでびっくりする。自分が悪く思われていると思い込んでいたからである。

I sat down, the pages shaking in my hands. Vivian Durridge was about the last person I would ever have applied to for a thumbs up.
私は座り込んだ。手紙が手の中で震えていた。ヴィヴィアン・ダリッジは、人物の保証をしてもらおうなんて思いもしない人だった。

a thumbs up は OK, Good という意味で親指を立てるジェスチャー。この場合は比喩的な意味で使われているイディオム。

「照会先になってもらうことを求める最後の人」というのは、「一番望みがないから、頼むとしても最後の人」の意味。

He was the last person to make a joke.
彼はジョークなんていいそうもない人だった。(生真面目な人だった)

のようにも使う。

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