acoustic, instrumental, award の発音 (597)

新聞記事で、「アコースティック・ギタリスト」という表現があった。acoustic は「アクースティック」が正しい。つまり、この語では、ou は「ウー」になる。
ou で「ウー」と読むのは、group, route, youth, soup など。
ou を「オー」と読むのは、ought, thought, bought などがあるが、これはght の前という特徴があり、見分けがつく。
「オウ」と読むのは、soul, shoulder, though など。

NHK FM の番組で「インストルメンタル ジャーニー」というのがある。深夜なので聞いたことはない。instrumental を、「インストルメンタル」と仮名にうつしたのは妥当。「インストラメンタル」と発音したり、書いたりする人が多いのだが。
u を ウと読む語例:put, pull, push, full
u を アと読む語例:under, upper, cut, pulse
なお、この音節には強勢が無いので、あいまい母音として記述している辞書も多いが、それでも cut などの母音とは違う。少なくとも仮名書きでは、あいまい化する前の母音「ル」を書いたほうがいい。

同じNHK FM に「第37回アメリカン・ミュージック・アウォード」というのがあった。award を「アワード」としていることが多いが、この例のように「アウォード」とすべき。「アワード」では気が抜けて「そんな賞、要らないよ」といいたくなる。
warm, dwarf, war
など、w の後では「オー」になる。(quart, quarter など quの後でも「クォー」)
far, card, park, farm, hard, lark
など「アー」の例が多いので、その類推をしてしまうのであろう。
word, worm, work などは「アー」
ford, torch, cord などは「オー」

英語のスペリング(スペルじゃない)と発音の関係を調べる参考書としては、
三宅川正・増山節夫「英語音声学―理論と実際」(英宝社)をすすめておく。

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