a pain in the butt (591)

イディオムのイメージ・81

僕はアメリカ人と e-mail で将棋をしている。その人のコメントに、

The promoted Rook is a pain in the butt.

というのがあった。

(君の)竜は(僕にとって)厄介な存在だ。

という意味と思われた。
普通は、a pain in the neck という形で、辞書に載っている。

He is a pain in the neck to me.
「彼は私にとって厄介な存在だ」

例えば、いつも文句をいっている、迷惑をかける、など取り扱いに困る人物について使う。スラングとして a pain the arse の形もある。 butt は arse と同じで「尻」。やはりスラングである。尻に(できものなどで)痛みがあると、坐っていても歩いていても、うっとうしい、厄介であるに違いない。
将棋の分る人は、イメージしてほしい。先手の竜が1一にいる。後手は飛車が2二、香車が1二にいる。このままでは、飛車が竜によって取られるので、後手は2一に歩を打った。これによって、先手の竜は動きを封じられた。しかし、後手は、この竜を取ることはできない。 後手は縦に動けば1二の香車を取られる。横に動けば2一の歩を取られる。どちらも身動きできない状況。しかし、先手は竜を、いいタイミングで後手の飛車と交換することはできる。後手にとっては、まさにうっとうしい状況。日本語にも「目の上のたんこぶ」という慣用句があるが、うっとうしいものが自分の左下にあるので、pain in the butt はいいえて妙と思う。

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